光触媒から空気触媒の時代へ・・・Vol.5

 光触媒を施したドライフラワーが売られていますよね。私はあまりよく調べたことはないのですが 先日こんな話を聞きました。「光を当てなくっちゃぁ、って聞いていたのでずっと窓辺に置いておいたんだけど いつの間にかくしゃくしゃになったんで捨てちゃった」。私の知っている限りではくしゃくしゃになったのはバックアタックという現象で、ふつうはこの現象を防ぐ手段を施して売られているものだと思っていました。

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空気触媒にはこのバックアタックという現象は見られません。このことを逆手にとって光触媒を売り込もうとする業者さんがまま見受けられます。が、これは空気触媒が光触媒よりも化学物質の分解能力が低い、ということではありませんのでご注意ください。「固形物を分解しない」 というだけのとこなのです。別に固形物を分解する必要はないのではないですか?私たちは、固形物 (液体も含めた) から蒸散される気体を肺に吸い込むわけで、固形物そのものを吸い込むわけではありません。だからその気体を無害化してくれればいいのではないですか?そこのところを十分に認識しておいてください。