シックハウス診断士としての2回目のブログです。
さて、今回は前回お約束した
——–ではこの室内の化学物質をどのように減らしたらよいのでしょう?冬でも夏でも窓を開けっぱなしにしてできるだけ外気を取り込むか、あるいは室内環境を改善することが必要ですね。———–
について詳しくお話させていただきます。
日本の屋外における空気は、昭和30年代、40年代のそれと比較してはるかにきれいなものになりました。
多くの公害病が発生してしまったことからの反省もあるのでしょう、
企業はその工場から排出される噴煙や排水の汚染度を世界的基準から見ても十分耐えうるものに変えてきました。
これは国による指導もあったかもしれませんが、各企業も自主的に改善をしてきた部分もあるのではないか?と思われます。
このように、日本の企業は十分にその能力を持ち合わせています。
しかし一方、建築物屋内においてはどうか?
私の見るところ、これはいまだかつて「根本的な改善」がなされていないようにしか思えません。
付け焼刃的な改善にしか思えません。
テレビなどで最近よく耳にする「シックハウスなし!」とか「シックハウス対策バッチリ F☆☆☆☆建材!」
などと大々的に宣伝されている建材だけを使っても、結局は「24時間の換気」が必要とされているのが現状なのです。
これおかしくないですか?
人体に有害な物質が排出されていなければ換気の必要はないんじゃないですか?
せっかくエアコンや加湿器などを使って整えた室内の空気をなぜわざわざ外へ出さなきゃならないのでしょう?
建材のために汚された空気を排出するためにファンを回すのに必要な電気代を、なぜ私たちが払わなければならないのでしょう?
私たちはその装置(換気扇)を設置する費用さえ払わされているんですよ。
日本のメーカーさんは自社の利益を考える時に「人体への無害性」を
切り捨ててしまう傾向にあります。
本当は害のないものを作るだけの能力があるにも関わらずに、です。
これ、もっと声を大にして怒ってもいいんじゃないでしょうか?
ここまで書きましたが・・・そうです!
毎日35度を超える猛暑の中、窓を開けっぱなしにしているなんて
そもそも防犯上の問題としてもこれではできませんよね。
そこで私がお勧めしているのが空気触媒というものの施工です。
これ以上書くと宣伝になってしまいますので書けませんが、
光触媒と空気触媒の両方を実際に自宅で試してみて、私が軍配を上げたのは後者でした。