花粉症との闘い

 そうです。戦後の食糧事情の変化から胃がん患者が増え、つぎに高度成長期時代に建てられた家や事務所に長時間過ごすことになった私たちは、そこに存在する空気と一緒に大量の化学物質を肺へと送り込んでいたのです。その結果何十年か経って肺がん患者が増えてきたのです。私たちの体は少しづつ化学物質におかされてきていたのです。なんて恐ろしいことなのでしょう。


国は平成15年に、シックハウス対策として建築基準法を改定しました。ホルムアルデヒドをはじめとした13種類の化学物質を基準値以下とすること、いうことを決めました。使用される建築資材にF☆☆☆☆やF☆☆☆といった等級をつけ、それ以下の等級の資材を使用する場合は無論のこと、「原則として」という表記はありますが新設されるすべての建物に24時間の換気システムを設置することを義務付けました。


 これってどういうことなのでしょう?F☆☆☆☆やF☆☆☆の建築資材のみを使っていれば換気なんて必要ないんじゃないですか?『原則として全ての建築物に機械換気設備の設置が義務付けられます(国土交通省H.Phttp://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/sick.html/より)。』って、いったいどういうことですか?24時間常に換気していなさい、ってことは 「そこにある空気は汚染されているから換気しなければいけませんよ。」 って言っているわけでしょ?F☆☆☆☆やF☆☆☆の製品でも、前出の13種類のほかにも人体に悪影響を及ぼすと思われる化学物質がいっぱい含まれているから気をつけなさいよ、だから24時間換気しなさいよ、って言っているわけでしょ?同H.pでは 「家具からの発散があるため」 としていますが果たして本当にそうなのでしょうか?本当に家具からだけ発散される化学物質を対象としているのでしょうか? 次回に続きます。